家族葬について思うこと

投稿者: | 2018年8月30日

最近では、身内だけでひっそりと斎場などで行う家族葬が増えているという話をよく聞きます。
私自身も、お葬式の参列者には故人に対する想いよりも、義理で参列しているという人が多いように感じていたので、家族葬はよい方法だと思っていましたが、実際には思わぬデメリットもあるようです。
知人のお母様が無くなり、かなりのご高齢で長く寝付いていたこともあって、家族葬にしたということですが、葬儀の後、自宅への弔問に来る人が思った以上に多くて驚いたそうです。参列したかったのに、と仰る方もいて、香典のお返しなども個別に用意することになり、家族葬は終わった後が大変だった、と言っていました。また、家族葬は通常の葬儀のような慌ただしさがない分、悲しみが紛れることがない、という面もあるようです。
私は30代で父を亡くしましたが、亡くなるとすぐにお通夜・お葬式の準備に追われ、泣いている暇もなかったように思います。葬儀は大変ではありますが、遺族の悲しみを束の間忘れさせる働きがあるし、弔問客への対応も一度で済んでしまうというメリットもあります。
どちらがいいのか、難しい選択だと感じています。

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