会社勤めの時のことです、この業界はかなり高齢の方々が多く平均年齢では農家と双璧の様でしたので、城東エリアの取引先のお通夜お葬式をかなり弔問させて貰いました。
大体平均で50人から100人位の弔問客だった様に記憶していますが中には何百人と言うお葬式もありました、お坊さんがモニターに映されて何処で御経を唱えているのかも分からない様な大きなお葬式でした。
そして私が一番驚いたと言うか弔問客が少なかったのは、故人の妹とその娘だけで私を入れても三人と言う本当にひっそりとしたお葬式でした。まだあのころ城東エリアで家族葬という形式は一般的ではありませんでした
お坊さんも居なくて火葬場で故人が出てくるのを待ち出て来たらその故人をお骨壺へと入れてそれでおしまいと言うお葬式でしたが、私は思いましたこれで十分じゃ無いかと私の場合は子供達孫達で、それでも10人位にはなる、余計にお金も掛けないでそれでいいんじゃないかなとそのお葬式で思い、娘にはお父さんが死んだら家族葬でひっそりと身内だけでいいからねって言ってあります。